羊革について

羊革の種類

羊革は、大きく分けて「ラム」「シープ」の2種類があり、いずれも羊革として表記されます。牛革と比べて薄くて軽く、しなやかで柔らかなのが特長です。
その特長を活かし、革靴、レザージャケット、革手袋などに使われます。

ラムスキンについて

生後1年未満の羊の革がラムスキンと呼ばれます。
毛穴が小さく、表面のきめも細かくしっとりと手に吸い付くような感触が魅力です。特に生後半年程度の革をベイビーラムと呼びます。





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コードバンとは

コードバンの特長

コードバンとは農耕馬の臀部からとれる革素材で、通説ではイスラム期のスペイン・コルドバ地方特産の鞣しヤギ革に似ていることからそう呼ばれるようになったと言われますが、アルゼンチンのコルドバ地方の革素材という説もあり、はっきりとは判りません。

現在のコードバンは農耕馬の臀部の分厚い革の厚さ2ミリ程度のコードバン繊維を裏側から削りだし、仕上げたもので、一頭の馬からごくわずかしか取れず、また、その硬質な素材感とツヤ感から「革のダイアモンド」と呼ばれる貴重品です。

コードバンをなめすことができる業者は世界でもごく僅かしか存在しておらず、有名なところではアメリカのホーウィン社、日本の新喜皮革などが有名です。

特にホーウィンのシェルコードバンは、製造過程でオイルをたっぷりと含ませ、染料で色を付けたもので、その独特な美しさは多くの革製品ブランドで採用されています。




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