粕取り焼酎(酒粕焼酎)とは

粕取り焼酎(酒粕焼酎)とは

粕取り焼酎(酒粕焼酎)とは、原料に日本酒を作った際の副産物である酒粕にもみ殻を混ぜて、せいろ式の蒸留器で蒸留して作ったものです。元々、九州の筑後には粕取り焼酎を作る文化があったのですが、かなり個性の強い焼酎でした。

しかも、第二次大戦後のほんの短い間でしたが、劣悪な闇焼酎のことをカストリと呼んだこともあって、粕取り焼酎のイメージは非常に悪くなりました。本来の粕取り焼酎は、特に工業用エタノールやメタノールを混ぜていたことも有るカストリとは全く別物なのですが、今で言う風評被害ですね。

本来の粕取り焼酎も、癖が強いこともあり、次第にあまり飲まれなくなっていき、一時はほぼ消え失せた焼酎になってしまいました。粕取り焼酎のような固体を元にした蒸留法は日本では他に見ませんが、中国や東南アジアに広くあるもので、本来は泡盛と同じように長い歴史のある焼酎でした。

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米焼酎

米焼酎とは

米焼酎とは米を原料にした焼酎で、代表的なものでは沖縄の泡盛と、熊本の球磨焼酎があります。

球磨焼酎は白麹菌でつくった米麹に水を加えて醪にして、アルコール発酵させたものを蒸留、熟成させたものが一般的です。

芋焼酎麦焼酎そば焼酎と並んで4大商中の1つになり、熊本が本場といわれています。

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麦焼酎

麦焼酎とは

麦焼酎とは麦と麹から作られる焼酎のこと。

元はほとんど米麹を使っていましたが、最近では麦麹を使うものも多くなっています。

麦は芋ほどではないものの、一般的には原料の香りや匂いがかなり強く出るものでしたが、最近では減圧蒸留を採用することで、大麦の良い香りのみを残したスッキリとしたものが増えています。

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そば焼酎

そば焼酎とは

そば焼酎は、原料にそばの実を使った焼酎で、麹で醸造した原酒を蒸留して作られます。

全量をそばで作ったものや、お米を混ぜて作られるもの、或いは麹までそば100%で作らえたものだど、いろいろなそば焼酎があります。

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芋焼酎

について

芋焼酎とは

芋焼酎とは、甘藷(さつまいも)を主原料にした焼酎のことです。芋は世界中で栽培されている作物ですが、直接に蒸留酒の原料として使われるのは芋焼酎ぐらいになります。

芋焼酎に使うさつまいもは水分が多くて長期の貯蔵には耐えられず、酒の原料とはなりにくいと言われ、新鮮な原料が確保できる産地の近くが芋焼酎の生産地になります。

そのため、現在でも芋焼酎といえば鹿児島、宮崎のあたりでほとんどの芋焼酎が造られています。

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焼酎

焼酎とは

焼酎とは沖縄の泡盛と並ぶ、日本を代表する蒸留酒です。酒税法には原料、製法などの定義があり、アルコール度数は連続式蒸留で36度未満、単式蒸留(本格焼酎)で45度以下とされています。

この連続式蒸留焼酎はいわゆる旧甲類しょうちゅうで、単式蒸留焼酎は本格焼酎(旧乙類)に分けられています。

戦後すぐの時期から大衆向けの酒として親しまれてきましたが、2000年代前半頃から本格焼酎ブームが来て、プレミアム焼酎と言われる高級酒も登場しています。

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