グラッパはイタリアで一般的に飲まれているブランデーの一種になります。
フランスのブランデーというと、ワインを蒸留して造りますが、グラッパの場合は、ポマース(ぶどうの搾りかす)を発酵させたアルコールを蒸留して造ります。
焼酎のように、樽熟成を行わないことが多い蒸留酒なので、無色透明なのが一般的ですが、ぶどうの香りが程よく残ります。
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グラッパはイタリアで一般的に飲まれているブランデーの一種になります。
フランスのブランデーというと、ワインを蒸留して造りますが、グラッパの場合は、ポマース(ぶどうの搾りかす)を発酵させたアルコールを蒸留して造ります。
焼酎のように、樽熟成を行わないことが多い蒸留酒なので、無色透明なのが一般的ですが、ぶどうの香りが程よく残ります。
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まず、注意事項としてこの記事は2021年2月19日現在にわかっている内容をまとめたものです。今後、修正、変更があった場合はそれが分かるように書き直すようにしますが、割と大きな変更があり得る話題なので、ご注意を。
“ジャパニーズウイスキーの定義が決まる” の続きを読む世界的なウイスキーブームが巻き起こって久しいですが、そうした動きに対応して、ワシントン州の州法が改正されて、州内初のディスティラリー(蒸留所)であるDry Fly Distillingがスポケーンで創業したのが2008年。その後、小規模蒸留所が2019年前半には132軒まで増えています。
アメリカだけではなく、スコットランド、アイルランド、そして日本でも数多くの新蒸留所が生まれて居ますが、アメリカでは特にワシントン州が税制の優遇措置もあり、活況を呈していました。その優遇措置も終了するそうで、2019年後半にはけっこうな数が閉鎖していますが、それでも多くの蒸留所が活動していて、良質なウイスキーを提供しています。
そのワシントン州の蒸留所の中でもおすすめのものをご紹介します。
シアトルのソードー地域にある蒸留所で、地元の原料で作られたアメリカンシングルモルトは多くのコンテストで成功を収めています。2010年に設立したばかり。
カッパーワークス(銅の工房・作業所)という意味で、美しい銅釜が蒸留所内で眼を引きます。この銅釜はフォーサイスの蒸留器で、ウイスキー以外にもジンも制作しています。シアトルのクラフトビールのブルワリーでブリューワーを務めた創業者が2013年に創業しました。
ワシントン州で蒸留所を創業できる許可が出るようになって、シアトルで最初に創業した蒸留所です。ジン、ウイスキー、アクアビットなどを作っています。
ワシントン州の材料を最大限に使った、ウイスキー、ジン、ウォッカ、ラムの蒸留所です。西海岸で最大手のクラフトディスティラリーで、ワシントン州で最大規模。
スコッチウイスキー、バーボンウイスキーの世界で、シングルカスク(SingleCask)、シングルバレル(SingleBarrel)、カスクストレングス(CaskStrength)という単語がラベルに書かれているケースがあります。
カスク、バレルともに樽という意味で、シングル(単一の)樽から生まれたボトルという意味になります。
それに対し、カスクストレングスとはカスクから取り出された時の強度で瓶詰めされているという意味になります。
モリソン&マッカイ(Morrison & Mackay)は、設立したのは、1982年でマル島のバーソロミュー家によって、ジョンマレー&Coとして設立されました。その後、1996年にスコティッシュリキュールセンターが、製造施設、ビジターセンター、ショップを運営する組織としてパースに設立され事業を広げていきます。
2005年になって、もともとボウモアのディレクターでもあったケニー・マッカイと、元ボウモアの会長であるブライアン・モリソンと息子のジェイミー・モリソンが、ジョンマレー&Coを買収。
ブライアン・モリソンの父親は、ボウモアをはじめグレンギリー、オーヘントッシャンなどを所有していたスタンリー・P・モリソンになりますが、彼はこれらの蒸留所を1994年にサントリーに売却して、ウイスキーの蒸留事業から撤退しています。
2005年以降、かれらはパースの土地にウイスキーの仕事を創出することで、パースのウイスキーの歴史を蘇らせることを目指していきます。
ダグラスレイン(DOUGLAS LAING & COMPANY)は独立系ボトラーズで、前身はアメリカを主な取引先にしていた海運業者だったそうです。
当時は戦後すぐでブレンデッドウイスキーの需要が高まっていて、スコッチウイスキーの輸出業に進出し、そのストックを原点にして1948年にグラスゴーで設立されました。
ボトラーズ、ブレンダーという業態は基本的に日本にはないので、分かりにくいのですが、自社で蒸留をせずに蒸留所から樽で原酒を買って自社で熟成、ボトリング(瓶詰め)して自社ブランドを付けたり、蒸留所の名前で販売したりしている業者です。
ダグラスレインはブレンダーとしての一面をもっていて、シングルモルトとしての基準を満たない樽はすべてブレンデッドウイスキーへ回し、品質に妥協しない品揃えを実現していました。
そうした努力が認められて、1990年には女王輸出貢献賞を受賞しています。
同社は2013年に分社をして、弟のフレッド・レイン氏がダグラスレインという会社を引き継ぎ、現在では娘のキャラ・レイン氏とともに同社をもり立てています。
兄が受け継いだハンターレイン社がそれまでの基幹シリーズであった「オールドモルトカスク」、「オールド&レア」を引き継ぎ、ダグラスレイン社はブレンダーとしての経験を活かして、メインブランドの「オールド・パティキュラー」「エグゼクティブ・デシジョン」「シングルマインテッド」をリリースしています。
バッファロートレース蒸留所(BuffaloTrace Distillery)は、バーボンウイスキーの歴史ある蒸留所の一つで、大きな地位をしめています。
ケンタッキー州フランクフォートにバッファロートレース蒸留所はあり、現在はサゼラック社の傘下にあります。この蒸留所の古い施設は2001年5月2日に国指定の史跡に登録され、2013年3月11日には国立歴史的建造物に指定されるという名誉を得ています。
ヘブンヒル蒸留所(HeavenHillDistillery)は1935年に設立された、バーボンウイスキーの分野では2番めに大きなブランドになります。本社はケンタッキー州バーズタウン、ヘブンヒルバーンハイム蒸留所と呼ばれる現在の主力蒸留所施設はケンタッキー州ルイビルにあります。
創業者はジョセフ・L・ビームとシャビラ家の数名で禁酒法が廃止された間もない1935年に、今後のウイスキー需要の増加を見込んだ何人かの投資家によって設立されました。シャビラ家はケンタッキーでは有名な蒸留家一族で、今でも家族経営を守っていて、創業から関わってきたビーム家の子孫がマスターディスティラーを務めていて、ヘブンヒルの味をまもっています。
ビーム家が運営しているジムビームの方はマスターディスティラーをノウ家の出身者が務めているのに、ヘブンヒルの方はビーム家が代々務めているというのはちょっとおもしろいです。
創業後、会社が発展するに連れ、シャビラ家の5人の兄弟は他の出資者の持ち分を買取り、ヘブンヒルを完全に自分たちのものとしました。
ウィレット蒸留所(Willett Distillery)とは、バーボンウイスキーの聖地とも言える、ケンタッキー州バーズタウンの小さな蒸留所で、家族経営で高品質な事業を続けています。
蒸留事業再開前のボトラーズ時代から、バーボン好きには高い評価を受ける銘柄を幾つも出しており、愛されています。
ザ・ハイランド&アイランズスコッチウイスキーカンパニー(The Highlands&Islands Scotch Whisky Company)はグラスゴーのミルンガビーにあるブレンダーになります。
1997年にインディペンデントのボトラーズとして設立されました。創業者はブライアン・クロークで、Vintage Malt Whisky Companyの姉妹会社として生まれたものらしいです。
また、アイラストームを製造するCS Jamesというボトラーズも所有しているそうです。