ザ・ハイランド&アイランズスコッチウイスキーカンパニー
ザ・ハイランド&アイランズスコッチウイスキーカンパニー(The Highlands&Islands Scotch Whisky Company)はグラスゴーのミルンガビーにあるブレンダーになります。
1997年にインディペンデントのボトラーズとして設立されました。創業者はブライアン・クロークで、Vintage Malt Whisky Companyの姉妹会社として生まれたものらしいです。
また、アイラストームを製造するCS Jamesというボトラーズも所有しているそうです。
ザ・ハイランド&アイランズスコッチウイスキーカンパニーの銘柄
アイリーク(Ileach)
アイリーク(またはイーラッハ)は、アイラモルトを使ったシングルモルトになります。銘柄名のアイリークとは「アイラ島民」という意味だそうです。
アイラ島には個性豊かな8つの蒸留所がありますが、そのうちのいずれかの原酒を使用したものです。こうしてインディペンデント系のボトラーズが原酒を樽買いして自社で熟成・ボトリングして自社の銘柄をつけて売り出すというのは、ほかにもスモークヘッドやピーツビーストなど幾つか例がありますが、いずれもどこの蒸留所の原酒を使っているのか明らかにされていません。
これは契約によるもので、蒸留所側のイメージ戦略上の都合などから明らかにされないのですが、アイリークではそれを上手に宣伝に使っていて、アイラモルト好きの間ではどこの原酒をつかっているのか、かなりの話題になっています。
蒸留所が自らの名前を冠して販売しているオフィシャル品に比べると買い求めやすい価格なのもポイントです。
なお、アイリークは、ザ・ハイランド&アイランズスコッチウイスキーカンパニー創業の1997年にまず最初に発売されたもので、現在でも同社の主力です。
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ブラッククイリン(Black Cuillin)
ブラッククイリンはヘブリディーズ諸島のいずれかの蒸留所の原酒をもちいたシングルモルトであると、アナウンスされています。
ブラッククイリン(黒い山脈)とは、そのヘブリディーズ諸島のなかのスカイ島のCuillin Hillsを指しているので、恐らくはスカイ島の唯一の蒸留所であるタリスカーの原酒を使っているものと思われます。主にフランスとイタリアで販売されてきましたが、現在は再販まちで流通在庫があれば買えるといったところです。
実際のところ、タリスカーは現在は割合に入手しやすい銘柄なので、特にブラッククイリンを探して呑む意味合いは薄いでしょう。
最初に発売されたのは2000年のようです。
ピブロック(Pibroch)
ピブロックは、アイラモルトを使ったシングルモルトです。
ピブロックの意味は、蒸気の貨物船という意味で、アイラ島に大麦や石炭、空き樽などを運んだり、島から本土に製品となったウイスキーを運んだりしていた船のことだそうです。
ザ・ハイランド&アイランズスコッチウイスキーカンパニー設立の1997年より販売開始になっています。
ラベルに描かれた蒸気船がこのピブロックで、1920年代から30年ほど活躍したそうですが、1957年に売却されグレンライトシッピングという会社のもとでアメリカ海軍への補給船として働きましたが1976年にその役目も終え、ゴールウェイという港町で係留されたまま朽ち果てていき、2010年に完全に解体されたそうです。
このピブロックという船はスコットランドではけっこう有名な船だったらしいですが、今の世界的なウイスキーブームならともかく、当時のスコットランドの経済力では整備して保管、観光名所として公開するなどという資金は無かったのでしょうね。
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アイラストーム(ISLAY STORM)
アイラストームは主にフランスとアメリカで販売されているシングルモルトで、やはり蒸留所名は明かされず、アイラモルトであることのみが知らされています。
2005年に子会社のCS Jamesによって最初につくられたもので、その後ピーティなシングルモルトの人気が上がったことを受けて、2017年により現代的なデザインで再発売しています。
味わいはアイラモルトらしくピーティでスモーキーなものらしく、好事家の間ではカリラを使っているのではないか、という意見が多いようです。
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日本での入手のしやすさで言えば、アイリークとアイラストームが同じぐらいで、ブラッククイリンとピブロックはほとんど見かけない、といったところでしょうか。