蒸留酒の中で、世界的にみてもっとも人気が高くポピュラーなのはウイスキーになります。このページではそのウイスキーについてまとめてみました。
ウイスキーとは
ウイスキーは蒸留酒の中でも代表的なもので、基本的に大麦、ライ麦、とうもろこしなどの穀物を麦芽の酵素で糖化して、これを発酵させ、蒸留したお酒のことです。蒸留したあとは、木樽で数年に渡って熟成させます。
細かい製法、原料などは様々なヴァリエーションがあり、それが各銘柄の個性につながっています。
英語の表記はイギリスではwhisky、アイルランド英語、米語ではwhiskeyになります。日本語ではウヰスキーも用いられます。
ウイスキーの歴史
ウイスキーの語源はラテン語のaqua vitae(命の水)に由来しているそうですが、もともとはぶどう酒を蒸留したものを指すので、現在ではブランデーのことです。14世紀にイタリアの貿易都市からヨーロッパ各地に広まり、やがてブドウだけではなく果実、大麦、小麦、ライ麦なども用いて作られるようになりました。
スコットランド、アイルランドでは、aqua vitaeをゲール語に翻訳したuisce beathaと呼ばれ、このuisceがやがてウイスキーになったと言われます。
現在のウイスキー蒸留技術が確立したのは19世紀なかばと言われています。それ以前にスコットランド、アイルランドで作られていた蒸留酒は、すでに15世紀ごろには記録がありましたが、18世紀前半の麦芽税と後半の相次ぐ増税のため、生産者は山中に隠れて密造するようになり、保存するのに樽を使ったことから樽熟成に結びついてモルトウイスキーの原型になります。
またウイスキーの大きな特徴であるビート(泥炭)を使った麦芽乾燥も密造時代の名残になります。
19世紀に入り、ウイスキーも密造の時代から政府公認を受けた蒸留所の時代へと移り変わっていきます。1824年、ザ・グレンリベットが最初に政府の公認を受けた蒸留所となりますが、その創業者のジョージ・スミスは密造業者から裏切りものとして命を狙われたと伝えられています。しかし、確実に公認蒸留所は増えていき、ウイスキーはスコットランド、アイルランドの重要な生産品になっていきます。
北米においては合衆国発祥の年である1789年にエライジャ・クレイグ牧師によって作られたのが最初と言われています。そのアメリカのウイスキーがバーボンと呼ばれるようになったのはフランスのブルボン王朝に由来し、独立戦争の際にアメリカ側に味方したことに感謝して、トーマス・ジェファーソンがケンタッキー州の郡の一つをバーボン郡と名付け、それがこの地で作られるウイスキーの名前になり、世界的に有名になっていきます。
バーボンウイスキーの定義については、アメリカの法律で細かく決められていて、実際にはテネシーウイスキー、ケンタッキーウイスキー、コーンウイスキーなどなどが存在しますが、日本では一般的にアメリカのウイスキー=バーボンという印象が消費者の頭に根強くなっていて、敢えて細かい分類にこだわる必要性をあまり感じないぐらいです。
こうして、ウイスキーは世界に広まっていき、特にアメリカは一大消費地として重要な地位を占めていきますが、1920年にそのアメリカ合衆国で禁酒法が施行されます。これによってバーボンの一部が医薬品として販売を許可されたほかはアメリカで酒類の販売ができなくなり、スコットランド、アイルランドのウイスキーは大打撃を受けます。
禁酒法は1933年にルーズベルト大統領によって廃止されますが、折からの世界恐慌にも打撃を受け、製造に数年を要するウイスキーはなかなか復興ができず、低迷を続けます。
しかし、第二次大戦が始まると、英国はウイスキーの輸出を積極的に推し進め、特に米兵の間にスコッチウイスキーがブームになり、それが戦後も続いて、アメリカ黄金時代の1950年代にかけて消費量が増大。
日本においても、「高級な洋酒」といえばスコッチウイスキーという時代が訪れます。
1980年代、ウイスキーは嗜好の変化によって消費が低迷。多くの蒸留所が閉鎖されるなどの打撃を受けますが、2000年代初頭にはスコッチはそれまでのブレンデッドウイスキー主流からシングルモルトが大いに人気を博すようになり、復興していきます。
そして、かつてはスコットランド以上の生産量を誇りながら、禁酒法の打撃で低迷を余儀なくされて、それ以来、ずっと冴えなかったアイルランドのウイスキーも人気を取り戻し、また新たな生産地として日本のウイスキーが世界的な評価を受けるなどの拡散も起こり、新時代を迎えています。
世界の五大ウイスキー
現在、ウイスキーの主要な生産地として認められているのは、以下の5つの国・地域になります。
かつてはカナダまでの4つで四大ウイスキーでしたが、近年、日本のウイスキーがコンクールで大きな評価を得るなど知名度を高め、現在では五大生産地として認識されるようになりました。
ウイスキーの酒類
ウイスキーは主に原料の違いから以下のように分けられます。
モルトウイスキー
スコッチウイスキーにおいて大麦麦芽のみを原料とするもの
グレーンウイスキー
とうもろこし、ライ麦、小麦などの穀物(グレーン)を主原料に、大麦麦芽を加えて糖化・発酵させたウイスキー
ライウイスキー
ライ麦を主原料にしたウイスキー。主に北米で生産されます。
コーンウイスキー
原料に80パーセント以上コーンを含むマッシュから作られるアメリカ産のウイスキー。
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